シリコーンパテを使った手作業による シリコン モールド の作り方

二液型RTV液体シリコーンと比較して、シリコーンパテでシリコン モールドを作る最大の利点は、操作が簡単かつ迅速であり、気泡が発生しないことです。この材料は、小さくて単純なモデル製作に非常に適しています。以下は、シリコーンパテを使用して手作業でシリコン モールドを作成するプロセスフローです。

• ステップ1：マスターモデルの準備

  

  マスターモデルを清掃し、底に接着剤を塗布して固定します。

• ステップ2：マスターモデルの固定

  

  マスターモデルを平らな作業板にしっかりと固定します。

• ステップ3：シリコーンパテの準備

  

  適切な量のA液（白色）とB液（青色）のシリコーンパテを1：1の比率で取ります。A液には触媒が含まれ、B液はベースとなるシリコーン原材料です。

• ステップ4：ABシリコーンの混合

  

  シリコーンパテの白色のA液と青色のB液を混ぜ合わせ、均一にこねます。

• ステップ5：シリコーンの予備塗布

  

  まず、マスターモデルの表面に一層塗布し、シリコーンパテがモデル表面の微細な線に行き渡るようにします。

• ステップ6：再塗布

  

  表面にシリコーンパテを追加し続け、シリコン モールドの厚さを増やします。

• ステップ7：形状の仕上げ

  

  適切な厚さまで増やし、全体の形状を整えます。

• ステップ8：分離と脱型

  

  シリコーンパテが固まるまで約30分待ち、その後分離してシリコン モールドの製作を完了します。