おしゃぶりは赤ちゃんの授乳補助用品です。赤ちゃんの健康のため、おしゃぶりの選択は非常に重要です。現在、市場に一般的に出回っているおしゃぶりにはシリコーン製とラテックス製の2種類があります。それでは、シリコーン製おしゃぶりとラテックス製おしゃぶりの違いを見ていきましょう。
1. 原料
シリコーン製おしゃぶりは医療用グレードの液体シリコーンゴムを原料としており、安全で無毒・無臭です。ただし、認証を受けていないシリコーンゴム原料には、有害物質が基準値を超えて含まれる可能性があるため注意が必要です。
ラテックス製おしゃぶりは文字どおりラテックスを原料としており、高温時には非常に柔らかくなります。品質の低いラテックスは高温で有毒物質を発生させる場合がありますが、おしゃぶり用途での通常温度範囲では安全に使用できます。
2. 耐久性
シリコーン製おしゃぶりは何度も沸騰消毒が可能で、耐久性が高く使用期間が長いです。ただし、長時間の沸騰は表面の粘着性を増したり、微細な気泡が発生して老化を早める恐れがあるため、煮沸時間は適切に管理してください。ラテックス製おしゃぶりは耐老化性が低いため、直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で保管してください。
3. 性能
ラテックス製おしゃぶりは非常に弾性に優れ、元の形状に戻りやすく、引っ張りや噛みつきに強い特徴があります。シリコーン製おしゃぶりはラテックスほど柔軟性はありませんが、全体的に硬さがあり、ひび割れ箇所は裂けやすいため注意が必要です。
4. 価格
シリコーン原料はラテックス原料より高価なため、シリコーン製おしゃぶりはラテックス製より高額になりますが、多くの場合は手頃な価格帯で入手可能です。
5. 外観色
一般的にラテックス製おしゃぶりは黄色味を帯び、シリコーン製おしゃぶりは透明です。透明な見た目は清潔感を与えるため、多くの方がシリコーン製を選択します。
6. 使用感
ラテックスは柔らかいため、赤ちゃんが吸う際に母乳実感に近いと感じやすい一方、ゴム臭がある場合があり、好みが分かれることがあります。シリコーン製は無臭で衛生的ですが、硬さが気になる場合があります。