型取り用シリコーンの適切な硬度の選び方

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  • 著者: Aaron

シリコン モールド原料の硬度が多様化し、多くのユーザーがどの硬度を選べばよいか迷っています。以下では硬度別のシリコーンの特性を分析し、適切な硬度の選び方をご紹介します。

シリコーン硬度テスト

現在、市販されているシリコーンゴムの硬度単位は一般にショアAで、0~70ショアAの範囲が一般的です。基本的に5ショアA刻みで、硬度誤差は±2ショアA程度です。原則として、モールドサイズが大きいほど高硬度、小さいほど低硬度を選びます。

食品用シリコーンモールド(チョコレート、キャンディーなど)の場合、付加型シリコーンの5~15ショアAを推奨します。低硬度のシリコーンは離型性に優れるためです。精密鋳造用シリコーンモールドには、耐熱性と収縮率に優れる付加型シリコーンの30~40ショアAを選ぶとよいでしょう。

0ショアA:非常に柔らかく弾性に優れますが、引裂強度が低いため人体模型などに向きます。

5~10ショアA:細かな表面テクスチャや小型モールド(石鹸、キャンドルなど)に適しています。

15~30ショアA:20~30ショアAが最もバランスがよく、これを外れると引裂強度が低下します。主に樹脂工芸品、タイヤモールド、石膏製品、彫刻、文化石、コンクリートなどの工業用モールド製作に使われます。

35~40ショアA:ジュエリーや高精度モデル、エポキシ樹脂用に適しています。

45~70ショアA:硬度が高く靱性が低いため、モールド製作には不向きで、充填用途などに用いられます。

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