二液型RTVゴムの硬化に対する温度の影響

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  • 著者: Aaron

二液型RTVゴム(液体シリコーンゴム)の硬化は、製品自体の特性に加え、温度が最大の影響要因となります。以下では、液体シリコーンゴムの硬化に対する温度の影響をご紹介します。

二液型rtvゴム

温度は液体シリコーンゴムの硬化速度に影響を与えます。特に付加型シリコーンゴムは、加熱すると硬化が速まり、凍結温度では硬化しません。付加型シリコーンゴムは厚みによる影響を受けません。

縮合型シリコーンゴムは加熱硬化に適さず、加熱する場合は113℉(約45℃)を超えないようにしてください。縮合型シリコーンゴムは低温でも硬化しますが、極端に乾燥した環境や低湿度では硬化が遅くなります。また、硬化開始後の最初の1時間が最終硬化時間に大きく影響します。さらに、触媒を増量すると硬化速度を速められますが、その分硬化後のモールド性能に影響を与える可能性があります。縮合型シリコーンゴムの最終硬化時間は厚みにも依存し、厚みが1インチ増すごとに硬化時間が約1時間延長されるのが一般的です。

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